◆アラサーリアル白書◆オトナ女子を生きる

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水にマケない強い女。

   

 

夫のシャツを干そうとしたら胸ポケットから名刺が出てきた。

銀座のクラブ。

洗っても1文字も消えてない強い紙質からはママの強さを感じた。

 

 

私は女子高だった頃のある学年主任の先生の事を思い出した。

先生のは見た目は完全に男だった。

入学して一番最初に驚いたことは先生が女だったこと。

 

 

その先生は毎週身だしなみ指導をしていた。

厳しい女子高で、髪色だけでなく、スカートの長さ、眉カット、まつげカール、日焼け止めすら取り締まられる日々。

私は一度その先生に聞いたことがある。

「女子高生が女に目覚めて何が悪いの?」と。

先生は

「女の魅力の本質をわかっとらん。そんなチャラチャラすれば変な男しか寄ってこん!本質的な女の魅力があれば、金持ちのイイ男が寄ってくる!」と言った。

 

 

最近6歳の娘はもっぱらプリンセスに憧れている。

スカートしか履かないし、髪も超ロング。

毎日娘の髪の毛を乾かすのが面倒になっている私が

「この髪切ったら?」と言うと、

 

 

「やだ。プリンセスになりたいから」と娘は言った。

 

 

私は、

「プリンセスの本当の魅力をわかっとらん!ひらひらスカートとロングヘアだけじゃダメ男しか寄ってこないよ。本質的な女性の強さを持ってるプリンセスを目指さんと!」

と答えた。

 

ディズニープリンセスも最近は「王子様が突然現れる」のではなく、自ら戦って勝ち取るのが主流だ。

女性が「負けない強さ」を持っていると抜群の魅力だと感じるようになったのはいつからだろう。とても凛とした印象を与えるのだ。

それは「消されない存在感」から感じる強さと似ていた。

雨にもマケズ、洗濯にもマケズ・・。

 

 

夫のLINEには年末商戦さながらのオネエチャン達からたくさんの営業が届いていた。

「別にどこでも良いんだけど・・今日のお客さんどこに連れて行こうかな~」

 

「それは、洗濯してもマケない銀座クラブでしょ。」

 

 

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