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disられるVERY妻が今の子育て社会を支えているという現実

      2016/07/19

VERY妻

主婦のカテゴリ分けとして最も高位な存在として扱われ、主婦のカリスマ的存在として言われているこの言葉。

VERY妻とは・・

この雑誌が売れない時代に部数を驚異的にのばし続けている「カリスマ主婦」的扱いの雑誌を読んでいる、そこに匹敵する、もしくはそこを目指している妻たちのこと。

 

婚活女子たちはcancam.anecanを読むより「VERY妻勉強」としてこの雑誌を活用しているとか・・

目指せVERY妻!

こそが、婚活女子の幸せゴール(勝ち組)の理想像なのでしょう。

 

 

VERY妻が存在できるのは、推定世帯年収は1500万程度らしいです。

ハイスぺ(ハイスペックの略です)男子と、おしゃれベビー(ファーストシューズはエルメスです♪)に囲まれてリッチでスマートな生活を送っている日々。

さらに、仕事だってちゃんとやります♪

仕事と子育ての両立をしながら、もちろん、愛され女子でありつづける女らしさも失いません♪

 

Very妻に憧れる「働き女子」も多いのは、うなずけます。

特に、モテ女子、キラキラ女子、ゆるふわ女子というカテゴライズされたことがある女性なら、まさしく今の延長線上にこのVERY妻が見えている、もしくは既にVERY妻に「共感」すらしているカリスマ主婦もいるでしょう。

 

 

一方で、VERY妻dis(ディス)りも増える。

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キラキラ女子を否定してきた属性のアラサー女性たちは、そろそろVERY妻をdis(ディス)り始めました。

 

この辺の記事を読まれた方も多いのではないでしょうか。

VERY妻になりたかった母の死から学んだこと

「キラキラ女子・VERY妻・タラレバ娘と独身女」アルテイシア×ぱぷりこ対談①

夫で承認欲求を満たすVERY妻が行き詰まり、蘇るまでの過程

http://am-our.com/

VERY妻の素質を持っている人たちとはそもそも「感覚、価値観、テンションが合わない!」という点、確かに共感します。

なぜなら、私自身にもこの「VERY妻素質」が微塵もありませんから。

 

でも、「VERY妻」が世の中を作っているって知ってました?

どれだけこのVERY妻をディスっても、主婦になり、母になると、結局はそのVERY妻たちこそがこの「子育て社会」を創り上げていることを痛感します。

高所得者がこの世の中の経済を回しているように、その妻たちが「日本の教育」という大きな社会を回しているんです。

この現実を受け入れて生きていかなくてはなりません。

 

幼稚園ママの

・お見送り

・子どもが乗っていったバス停での井戸端会議

・早い時間のお迎え

・お迎え後のカフェでの集まり

・その後の公園での集団状態

本当に怖くて仕方がありません。

いつでも素敵な衣装を身にまとい、おしゃれです。

幼稚園の夏祭りには「フェス感」すら感じられるファッションで、

幼稚園の卒業式は旅館の女将たちが出迎えているのかと思うほどの立派さ。

見るだけでアレルギーが出ます。

 

でも、この奥様達=VERY妻をどれだけディスっても、

子供会の多数の行事に積極的に参加する。

近所のお祭りにも参加する。

積極的に子ども同士を公園に遊びに行かせる。

お茶会があったら子どもの情報交換をするために参加する。

PTAの役員を積極的に務めあげる。

これをやっている人たちなのです。あなたにはこれができますか?

 

この時間が、もしVERY妻たちが「妻としての社会的承認」を得るためだけにやっていたとしても、その先の行動が完全に子どもに悪影響なものでしょうか?

 

あなた自身がこの「完璧を目指すママ」の世界からドロップアウトして、子どもの社会を任せている以上、その人たちの存在意義を否定はできません。

 

バーで出会ったVERY妻たち・・

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たまに行くbarに、全く似合わないママチャリが数台止まっていました。中に入ると、barの中にある唯一のテーブルに6人のVERY妻たちが座っていました。

週末の時間にパパに子どもをお願いして・・とはいえ、きちんと子供を寝かしつけた後に集まったのでしょう。

飲み物はもちろん「ちょっと甘めのおいしいカクテル♪」「ノンアルコールだけどカクテルっぽいもの♪」と、注文までに20分くらいかかり、結果的になんとなくのイメージで注文し、マスターが頑張って1杯1杯それぞれ違うカクテルを作っていました。

 

VERY妻たちは、「明日はお稽古が2つある」だの、「英語教室を変えようと思っている」だの、「週末はアクティビティのあるところに連れて行かなきゃ」と、子どもの教育や子どもとの週末の理想の過ごし方の話をし、自身の話や子どもの近況が終わると、担任の先生の話、近くの小学校の評判、地域によって差がある教育を問題視しながら自分の子どもをどの教育方針で育てたいかについて話しています。

どの話も本当に真剣なんです。

しかし、声が大きい!講演会かと思うくらいの声の大きさで、barの中に響き渡ります。

 

しかし、お酒も進むと、最後は子育てに対するストレスの話に。

ゆるふわで可愛いママは、突然泣き出してしまいました。

子どもに習い事をさせても、行きたくないと言われてしまうようです。

「あなたの人生にとって必要なものを選択し、与えているのに嫌がられる意味がわからない」

「子どもにお金をかけてあげたいから我慢していることを誰もわかってくれない」

「私だけが頑張っていたり家族のことを考えているのに、みんな自分勝手」

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これが子どもにとっては「母親の押しつけ」になり、その母親を重く感じて、結果・・VERY妻を今まさにディスっているアラサーが出来上がったということは気づく気配もありません。

おそらくこのVERY妻に育てられた子どもが、この思想に苦しめられればアラサー独女になり、この思想に共感すれば20代早々にハイスペック男子と結婚して生粋のVERY妻になるのでしょう。

いずれにせよ今目の前にいるVERY妻集団は純粋に全力で、よかれと思ってやっていることが伝わります。泣くくらい苦しんでいるのは事実です。その「完璧な私」への執着を手放せばいいのに・・と思えど、子どもの成長が自分の通信簿になるので、それを取り上げるわけにもいきません。「主婦としての良い成績」を収めるためにVERY妻達は泣きながら踏ん張って頑張っていかなくてはいけないと、彼女たちなりに折り合いをつけて、このまま突き進むことを選んで生きているのでしょう。

 

結果、この源泉から湧き出てくる承認欲求が、全力でPTAやママ会にあふれ出てくるのがたまりませんけどね。

 

でも、このPTA領域や習い事のママ集団の世界で、あなたは会社で自然にやっている「自分の部署を守ろう!」なんて思うほどの活力を持って臨んだりしていないでしょ?だったら、VERY妻をディスらず。むしろ、承認欲求を気持ちよく満たしてもらえるように応援していきましょう。

 

懇親会欠席・・許される限り貫こうと思っているアラサー主婦の心の整理でした。

 

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