◆アラサーリアル白書◆オトナ女子を生きる

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離婚したアラサー女性から、結婚予定のアラサーのあなたへ贈るメッセージ。

      2016/07/07

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20代で早々に結婚した人たちが30代で続々と離婚し始めました。

 

共通点は何か、なぜ離婚を選ぶのか、

 

これはリアルな私の周りにいる3人のアラサー離婚族のお話です。

※ここから先の名前は仮名です。

 

1人目:24歳の時に同級生と結婚した香織の話。

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香織は20代前半で結婚しました。結婚を決めた相手は地元の同級生。「結婚するならこのひと!」と決めていたわけではないのですが、学生時代からの付き合いでしたので、社会人になって2年後に結婚しました。そしてその後すぐに子どもを授かりました。

 

学生時代からの付き合いだと、地元の仲間も仲が良いので、楽しい家族付き合いもできそうな気がしていました。香織は働いていた会社で産休、育休を取得しました。産休、育休中は穏やかに時を過ごしました。

 

それから仕事復帰のタイミングがやってきました。旦那は仕事復帰に対して前向きでした。お金が必要だということを理解し始めたからです。学生時代からの同棲の延長ではダメだと薄々気付き始めたようです。そして、子どもを保育園に預けるための手続き、貯蓄のことなど、いよいよきちんとお金のことを話す日が来ました。

 

「地元の同級生」という存在は、「生活」とはほど遠いことがあります。一緒にいた環境、社会人になってのお互いの実力もよくわからないままに、ただそれぞれの「会社」に対する目線で共感できることで安心してしまいます。特に、生活に関わるお金の話は、「婚活」をすれば自然と考えますが、条件を定めてから出会っているわけではない学生時代からの付き合いでは考えていませんし、お金の話をしてから結婚、というのもなかなかありません。とはいえ、子どもができた時、香織は旦那が当たり前に「父親としての役割=収入への努力」を身に着けていくものだと信じていました。

 

しかし、旦那のお金の使い方は「学生時代」と変わりませんでした。特に「ギャンブルが止まらない」「特別にお金をかける趣味があった」というのではありません。ただ、旦那の収入は、子どもを育てていくには少なかったのです。保育園に預けるお金はもちろん、同棲の延長線上で住み続けていた家の引っ越し、預金もしておきたい香織には「彼の収入」ではなく「家の収入」に見えた瞬間、「これでは足りない」と気づきました。香織の感覚が変わったのかもしれません。しかし、旦那の感覚が変わらなかったのも事実です。

 

そこからお金のことでたびたび喧嘩をするようになりました。

旦那はサラリーマンに馴染めずに早々にフリーになったというのもあり、その収入が安定しない中では、旦那の「小さな贅沢」を減らすか、「収入を増やすための努力」をするしかないのは当たり前だと香織は考えていました。しかし旦那にはそこまでの踏み込みの必要が理解できなかったのです。

 

香織はその感覚でいる旦那のことを許せなくなりました。その後香織は、産休・育休を経て会社に復帰しました。「自分の収入を上げること」で目の前の問題を解決しようとしたのです。

 

しかし、その行動は、「旦那はお金を稼ぐ能力がない」と気づいてしまうことと連動していました。そして、1つの結論に行きつきました。「旦那は、お金を稼ぐためのリスクを背負えない性分である」という事です。家庭をもったら当たり前に父親になり、その父親の責任への理解と変化をし続けることへのコミットが、彼にはありませんでした。

 

そんな時、香織が勤めていた会社が倒産しました。そのとき、ふと香織も旦那と同じフリーランスとして働いてみようと思ったのです。フリーランスは香織にとってフリーターの延長くらいの気持ちでしたが、効率的な働き方、孤独な中もがきながら自分の情報収集力を上げ、人脈の大切さを学んでいくうちにどんどん仕事が面白くなり、このフリーランススタイルが自分の仕事効率をここまで良くするものかと驚きました。そこから香織は気持ちを切り替えて本気で仕事をしてみました。

 

気づけばフリーランスから、自営業と呼べるほどに。その頃の収入は旦那の収入を超えていました。そこで旦那に事業のやり方を良かれと思って提案するようになりました。そこから香織と旦那の溝は少しずつ深まっていきました。

 

お金を稼ぐ事を考えながら事業を作っていく香織と、自分の範囲を超えずに働きやすいこと優先な旦那という、仕事への考え方がそもそも合わなかった2人だったのです。

それからお金のことでますますモメるようになりました。香織は、家としてお金がないことに困ったら自分が解決すればいいと思っていましたが、そうではなかったようです。

やっぱり旦那に変わって欲しかったのです。旦那に家庭における大黒柱を担って欲しい、家という組織を事業として引っ張っていって欲しいと思っていたのです。

 

そして、終わりの時が来ました。

役割にコミットできないなら「家庭」という組織から降りて欲しい。

 

 

2人目:24歳の時に取引先の人と結婚した陽子の話。

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入社して3年目で結婚!という見事なことを成し遂げた、人生計算が得意な陽子は、常に貪欲に婚活を邁進し、たくさんの業界をまたにかけ、合コンをし続けましたが、結果的には一番近くの取引先の人と結婚しました。周りを見た結果、一番出世コースに乗っていて、本当に恋愛をすっぽかして仕事をし続けた信頼できる男性との結婚でした。

 

結婚式には出会った時からのビデオを作るなど、とにかく時間をかけて作り上げられ、最後には新婦へのサプライズを忘れないほどの豪華な結婚式でした。結婚式に参列した誰もが「芸能人みたい・・」と思うほどの磐石なカップルに見えました。

 

結婚して陽子は仕事を辞めました。すぐに新築マンションを購入しました。子どもを2人産んで、朝のフルーツを欠かさず、1日に必要な野菜の種類もたくさんとれるような自炊をし続ける完璧な家庭でした。ピアノが得意な陽子は子どもと一緒に歌ったり踊ったり、子どもにピアノを教えたり。休日は近くの実家に行ってご飯を食べたり、親族にとっても幸せな時間を過ごしていました。

 

1つの転機が訪れました。長女が来年小学生になる年に、旦那が出世コース真っ只中からドロップアウト、独立したのです。それから少しずつ陽子と旦那の歯車が狂い始めました。安定した企業に存在している取引先の人だったから得られた組織人としての魅力、福利厚生の魅力、収入の魅力が突然目の前から消えた感覚でした。旦那への魅力が、「その会社に属してこそのものだった」と気付いたのです。旦那への周囲からの信頼、目線、お金以外の何もかもがその会社にいないと意味がなかったと陽子は気づいてしまいました。

 

そうこうしているうちに子供も落ち着いて、陽子は仕事復帰をしました。みるみるうちに陽子の仕事は増え、早々に地位を獲得し、会食も増えるようになりました。旦那は陽子の稼ぎが大切なことがわかっていましたので、家事育児を頑張るようになりました。しかし、旦那にとってはその毎日にストレスがたまっていきました。一方、陽子はあんなに「結婚退職」がゴールで仕事をしていた日々が嘘のように思えるほど仕事が楽しくなりました。

 

比例して自分の収入も上がり、ついに自分ひとりの収入で生活できることが見えてきました。その頃旦那は思うように個人事業がうまくいかず、周囲の本音もたくさん陽子の耳に入るようになりました。結果、信頼できなくなる出来事が次々と明るみになり・・その瞬間素直に陽子は思いました。

終わりの時が来ました。

 

旦那は何のためにいるんだろう・・・。

 

 

3人目:23歳で営業マンと結婚した千里の話。

img_9577.jpg千里は「結婚して将来はカフェなんか二人でやりたいな〜」と目をキラキラさせていつも周囲に話していました。そんな千里をかわいいと思う男性はたくさんいました。

 

そんな中で千里は仕事で知り合った営業マンと結婚しました。千里は結婚と同時に王道の寿退社をし、しばらくは夫婦2人の時間を楽しむためにお菓子作りをしたり、お弁当を作ったり、まさに完璧な主婦でした。「可愛くて、料理もできて、健気に家のインテリアを楽しむ。」そんな理想的な奥さんをし続けていました。

 

その後、子どもが生まれても素敵な幼稚園ママまでやり遂げました。キャラ弁はもちろん、裁縫まで完璧にこなしていました。そしてそれを楽しんでやれるという素晴らしい素質が千里にはあったのです。

しかし、その頃旦那は働き盛りでした。色んなところに出張の日々でした。旦那は家で仕事の話をすることはありませんでしたが、仕事が楽しくてしょうがない雰囲気は伝わっていました。比例するように休日の楽しみだったカフェ巡りも面倒そうにしていることに千里は気づいていました。

 

千里は気持ちを切り替えるためにフェでアルバイトをするようになりました。カフェのメニューを考えるようにまでなり、休日は子どもと2人でカフェ巡りをするようになりました。旦那は休日に自分の時間ができたのが嬉しかったようで、自分の趣味の時間を持つようになりました。

 

それぞれの「楽しい」と思える時間にずれが生じていることに旦那は気づきませんでした。家庭をきちんと運用して、自分がいるときには完璧においしい食事、カフェがすきな千里のことを本当に良い奥さんだと思っていました。千里が少しずつ趣味だったカフェ巡りから本気でカフェをやろうと思っている考えと行動を起こしていることには全く気付いていませんでした。

 

旦那は千里が「カフェをやりたい」といったときに驚きましたが、家で人を招くことくらいだと思っていました。「一軒家でも購入してそこでカフェをやればいい!そのために俺も仕事頑張るよ!」と言って旦那はずっと千里のやりたいことに向き合わず、むしろ自分の仕事の理由にし、応援している風をずっと装って適当に千里の夢物語に付き合っていたつもりでした。

 

そして、そうこうしているうちにピリオドを打つ瞬間が来たのです。

地元に戻って、カフェを開くことにしたから。

※4年後、彼女は夫婦で経営するおしゃれなカフェ特集雑誌の表紙を飾ります。

 

 

アラサー離婚の実態をどう思いますか?

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この3人の彼女たちをひどいと思いますか?

旦那のことをもっと大切にするべきでしょうか?

 

今まで一緒に時間は何だったのか?

本当は好きじゃなかったのか?

 

そんなことを思うでしょう。

 

しかし、この3人の女性は共通して子どもの親権、養育権を持っています。

 

お互いを理解するための話し合いも何度ももちかけました。子どもの前では言い合いはしない、そう決めていたので、旦那に話し合いをしたい日は仕事から早く帰ってくるように言いました。

しかし旦那は話し合いの日を何度もすっぽかし、話した挙句

「自分は変われない、でもそれが許せないなら離婚という選択、君がそうしたいならそれはそれでしょうがない」

 

と、全く同じ回答をしているのです。

 

つまり、旦那もその「家庭」という組織に自分の役割を背負ってまで参画できないと判断しているのです。

旦那は家庭からドロップアウトすることを選択し、女性たちは家庭を背負って、あきらめずに個として生きていく実感を得ることもやっていく、そこは大きな別れ道です。

 

30代で結婚するあなたへのメッセージ

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3人の離婚を決めたアラサー女性たちから、今から結婚するアラサー女性たちへのメッセージをお伝えします。

 

価値観の違い・・

方向性の違い・・

 

そう言ってしまえばシンプルですが、これは20代に結婚しているからこそ、気づく時間があったのです。結婚生活OJTみたいなもので、やってみて、すり合わせてみて、違ったらやり直し、それができるのは20代早々に結婚しているからです。

 

つまり、30代で結婚するということはその「すりあわせ時間」を飛び越えて結婚するということです。

だから確実やっておくべきことがあります。

  

それは、

結婚前に正直に「未来の話」をしましょう。

なんとなく家族ができていくことや、なんとなくお互いがお互いを理解することはありえません。だから、本気で未来のことを話しましょう。

 

やっぱり結婚は恋愛じゃない。

結婚は最小単位の組織である。

結婚はすり合わせが肝心。

 

これ書いたTシャツでも売ろうかな・・・。

アラサー女性、本当にバイタリティがある時代ですね。

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