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浸りたいとき・・の文学~恋~

      2020/03/29

小池真理子さんの小説。

第114回(平成7年度下半期) 直木賞受賞作品です。
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あらすじ※amazonより
1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした…。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。

この作品を読んで、この文学としての「恋」や「愛」の深みを大切にできなくなったら日本終わるな・・と思いました。恋愛小説とも違う文学としての深みが凄すぎます。どう頑張ってもこの作品を書ける小説家には勝てないなと思います。まあ、どうひっくり返っても何も届かないくらいなので勝つとかそういうレベルにも立ってないんですけど、そのくらい脳の奥に響きます。年齢を重ねた女性小説家の成せる深みに圧巻です。私には好きな女性小説家が4人います。その中にはいなかった小池真理子さんがこの小説でぶち抜いてきました。文学好きにはたまらない作品です。でもこれは20年前の作品。これが今、アラサーになってこの小説が深くまで届いた気もします。そして日常では使っていない感情や脳裏が動かされている感じもします。ぜひ最近活字から遠ざかっていたら読んでください。繊細な描写に宿る空気に浸ってください・・。

 

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