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スポットライト当たらないあなたへ:ショートムービー“バス停より愛をこめて”

      2016/02/19

スポットライト当たらない日々になんかつまらないと思っていませんか?
そんなあなたにおススメのショートムービー。

バス停より愛をこめて
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シンプルに、面白かったです。この画像からはきっと想像できない話です。

芸能事務所イトーカンパニー所属の俳優たちが出演するショートムービーをネット配信している「イトーチューブ」で公開された作品を映画館で上映する「イトーチューブ Shrot Movie Colleciton」の1本。
「仮面ライダー」でショッカー役を演じていた役者が、ライダー役の俳優を殴って撮影現場を飛び出してしまう。相方の役者と2人、ショッカー姿でバス停にたたずむ男の胸の内は……。
※映画.comより

リアリティがありました。

空気的にはすごい穏やかですが、とても真剣で迷ってて・・。

いろんなものがたくさん詰まっています。私はなぜか展開される会話にいちいち爆笑してしまいました。
笑う内容なのか?と言われるとよくとわかりませんが、すごく共感してしまい、その気持ちになる度に笑いながら「わかる~!」と何度も言ってしまいました。

身近な友人がしゃべっているのを目の前で見ている感じでした。
私もこの会話に参加して言いたいことが思いつくくらいでした。

ショートムービーの良さ

ショートムービーは素敵だと思いました。ここまで詰め込めるんだ、と。
短編小説を読んでる感覚で、昔から短編小説が好きな私にとってはとても嬉しい作品です。面白いものは何度も気合を入れずに楽しめるし、そうでないものも最後まで見る期待値がそんなに上がらないのでお互いに損することが少ないかな・・と。

短いからこそ、ファーストインプレッションで「面白くない・・」と感じたらきっとそのショートムービーは面白くないと思いますが。。
最初のキャッチも大事であるショートムービー。この文化、どんどん広まってほしいです。たくさん作品を楽しめるのは嬉しいことなので。

シンプルさの深み

映像に出てくる登場人物は2人だけで、場所もバス停の前。
そこでただひたすら話をする(会話を展開させていく)だけのシンプルな設定です。

でもその会話の中でストーリーが表現されている事に小説っぽさを感じました。直接的な説明はなくてあくまでも会話の中で少しずつ状況や心情が解かれていきます。

その会話の内容が、この登場人物2人の特定のシュチュエ―ションに関わらず、“きっと誰もが一度は話したことがあるような内容”です。会話の内容も展開も、その中の言葉もきっと誰もが言ったことや考えたことあるんじゃないかな・・と思える内容です。

きっかけは違えど、そこから感じたこと、考えたこと、会話として誰かとキャッチボールしたこと、その相手の反応に自分が返したこと・・どこかに自分を見ると思います。

このシンプルな設定だからこそ観ている方がその会話に疑似的に参加して、心が動かされる気がしました。

投影と共感

2人の登場人物のうち“どちらが自分っぽいか”といつの間にか自分を投影していました。そしてそのポジションにとても共感しました。
非日常の空間に引き込まれる映画も素敵ですが、ちょっとの自分とは違う世界でも同じような日常に悩んだり考えたり前に進んだりしているんだって思える設定はすごく短編に向いている気がします。

でも終わり方は「男子っぽい!!!」と思いました。
男子って結局そこで収束に向かえる特徴を持っている生き物だな・・と思って最後も笑えました。

この“女子版”見てみたいです。

何役の設定で表現しようかな・・なんてつい考えてしまいます。

あたたかい作品です

スポットライトが当たらない役なりの悩みとか、苛立ちや迷い、不安、どこにもやり場のない気持ちをストレートな表現と、それでも前に進もうとしているパワーに彼らへのエールを送りたくなって、自分へのエールに変える事が出来るでしょう。人生はこういう事の連続だと思います。その瞬間何を選択し、どう考える事方向を選ぶのか・・。

日の光と緑と空のあたたかく穏やかな空気で包みながら、何かあたたかいものをくれる作品です。

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見たくないものがある人へ。~半分ノ世界のススメ~

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